「見るだけじゃつまらない。参加するケータイへ」 -KDDIとGREEがSNS「EZ GREE」を開始
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GREEはもともと、2004年2月よりPC向けサービスを開始した、国内ではmixiに次ぐ、古参大手のSNSだ。EZ GREEは、モバイルのみの利用を前提とした本格的なSNSとなる。
まず基本機能として、友人の招待、プロフィールの作成と公開、会員同士で交換できるWebメール、日記の作成と公開、コミュニティの作成と公開、友人の検索といった機能が提供される。さらにEZ GREE独特の機能として、プロフィールや日記が装飾できるデコレーション機能、結果を日記に公開できる占いや心理テスト、成績のランキング表示ができるゲームやクイズ、参加者同士で教え合うQ&Aコミュニティなどが用意される。対応機種はEZwebmultiコース、EZ WINコース契約機種(招待がなくても利用可能)。利用料金は無料(別途パケット通信料が必要)。そのほかにも、動画コミュニケーション、EZニュースフラッシュ、au My Pageとの連携機能などが提供される。なお他キャリアやPCユーザとのコミュニケーションは、通常のGREEを通じて行うこととなる。
10月30日に開催された記者会見には、KDDI執行役員 コンテンツ・メディア事業本部長の高橋誠氏とグリー代表取締役社長の田中良和氏が出席、EZ GREEのコンセプトを解説した。
まず、高橋氏がオークションやブログ、検索エンジンなど、インターネットの成功モデルがモバイルに採用される潮流に触れ、「ケータイにもWeb2.0の時代が来た。それがCGMであるSNSである」と説明した。さらにGREEの背景を田中氏が説明。「ケータイに新しい仕組みをつけ加えたい」との思いを表明した後、「EZ Webのすべてに、参加する楽しみを」「もう、見るだけじゃつまらない。参加するケータイへ」というスローガンがスクリーンに表示された。
キーワードは「+SNS」(プラスSNS)で、参加型要素を意味する。当初は「動画」「Q&A」「占い」「ゲーム」「デコレーション」「Wikipedia」の6サービスにおいて「+SNS」が実現される。例としては、自分で撮影した動画の公開や共有、Q&Aの検索・閲覧・ソーシャルサーチが紹介された。
またEZニュースフラッシュ、au My Pageとの+SNSとして待受画面やマイページでの最新情報表示が紹介された。今後もLISMO+SNSによる音楽コミュニティ、GPS+SNSによる地域交流・ショップ紹介、アドレス帳+SNSといった、「+SNS」が提案されていく予定だ。
SNSといえばmixiだが、ケータイ利用に特化したことで、すみ分けと差別化を図るGREEという図式となった。従来のSNS同士のぶつかり合いではなく、ケータイサービスの新しい形がスタートした、という魅力が目立つ発表会だった。
《冨岡晶》
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