アイドルのならし運転!? フジテレビがBB配信のNo.1を目指す
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制作発表会の会場となった球体展示場は、遠方からもすぐにわかる、お台場の名物のひとつ。普段は、有料で一般の方も見学に来られるようになっており、眺めもよく、修学旅行の学生たちなどで大いににぎわっているところである。本日は休館ということで、特別にセッティングされ、会見が行われたというわけだ。
制作発表は、フジテレビの森本さやかアナが司会を担当。ほかにも、数名の女子アナが「アイドリング!!!」でバカリズム(升野英知)とともにMCを担当する予定だ。最初に、同番組のコンセプトを説明するに当たり、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるフジテレビ編成局バラエティ制作センター兼デジタルコンテンツ局デジタル企画室所属の吉田正樹氏が登壇した。
吉田氏は、まずこれまでのテレビ局のブロードバンド配信の課題をピックアップ。番組スポンサーとネット局との関係、テレビ編成=リアルタイム視聴との兼ね合い、制作・配信コストと収入のバランス、実演家(団体)の了解(出演、楽曲、脚本家など)の4点をあげた。
要するに、これまでは地上波の番組として作っていたものをブロードバンド配信することが多かったので、スポンサーや出演者などの契約をクリアするのが難しかった、というわけである。それに対して、今回の番組では、以下のようにして対応。番組スポンサーや地域性にとらわれない放送展開として、CS放送のフジテレビ721および739で生放送+ディレイ(再)放送で対応。見逃した方への対応として、同時に次回視聴の促進とCSへの加入の誘導ということで、ブロードバンド配信も実施。またコストと収入に関しては、フジテレビ On Demando、Web、モバイルなどCS放送以外の複数のメディアにもコラボレーションで展開して多面的なビジネスで収入を確保としている。そして、出演者などへはあらかじめ配信を前提とした番組出演の了解を得ているというわけだ。
「アイドリング!!!」の制作体制だが、実に豪華である。チーフプロデューサーとして、フジテレビの看板番組のプロデューサー陣がそろって参加しており、力の入れ具合がわかるのだ。
また、同番組のコンセプトだが、「アイドリング」とは現在進行形でアイドルとして成長する女の子たち=アイドリング(アイドルのつぼみたちのこと)に、一人前(=アイドル)となるべく経験を積んでもらう「ならし運転(=アイドリング)」とのこと。現在、アメリカでは次世代のアクションスターやアイドルなどの発掘番組が人気を呈しているが、それを「おニャン子クラブ」時代からの伝統とノウハウを持つフジテレビらしさで展開しようということではないだろうか。ちなみに、番組では、アメリカの発掘番組のように、「サバイバルバトル」の要素を採り入れており、毎回さまざまなジャンルにて各人が競い合って対決し、アイドルとして切磋琢磨していくという内容になるようである。
もっとも気になる出演者だが、MCは黒一点という感じでバカリズム。そして、この制作発表会の司会を務めた森本さやかのほか、齋藤舞子、石本沙織といったフジテレビの女性アナウンサーが日替わりで相方を務める。
そして目玉のアイドリングだが、50名強のオーディションを勝ち抜いた9名となっている。1号が加藤沙耶香(かとうさやか)21歳、2号が小泉瑠美(こいずみるみ)17歳、3号が遠藤舞(えんどうまい)18歳、4号が江渡万里彩(えとまりあ)13歳、5号が滝口ミラ(たきぐちみら)17歳、6号が外岡えりか(とのおかえりか)15歳、7号が谷澤恵里香(やざわえりか)15歳、8号がフォンチー15歳、9号が横山ルリカ(よこやまるりか)15歳となっている。
◆テレビ放送・インターネット配信(10月30日から)
CS放送フジテレビ721:毎週月〜金、17時〜17時30分
CS放送フジテレビ739:毎週月〜金、25時〜25時30分
フジテレビ On Demand:毎週月〜金、25時30分ごろ配信スタート(配信期間2週間)
※すべて同じ内容
後半では、演出を担当する塩谷亮氏のコメントと、アイドリングたちの言葉をお届けする。
《デイビー日高》
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