アイドルを持ち歩け!携帯プレイヤー向け動画DLサービス
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ウィルコム「W-ZERO3」シリーズ、クリエイティブメディア「ZEN VISION」シリーズ、東芝「gigabeat」シリーズなど、WMV形式をサポートする携帯プレイヤー向けのダウンロード販売は、国内では初とのこと。
第1弾のラインアップとしては、安田美沙子、ほしのあき、安めぐみ、眞鍋かをりといったメジャーアイドルを含むグラビアアイドル作品約240タイトル。今月末までに約370タイトルまで拡充する予定とのこと。
1タイトル当たりの価格は420円(2007年1月までの特別価格。以降525円)。視聴期限はなく、プレイヤーに3回までの転送が可能。解像度は320×240で帯域700kbpsとなっている。
現在の動作確認済みデバイスはウィルコムW-ZERO3 [es] /W-ZERO3 (WS004SH)/W-ZERO3 (WS003SH)、クリエイティブメディアZEN VISION:M 30GB/ZEN VISION:M 30GB SD/ZEN VISION:M 60GB/ZEN VISION W 30GB/ZEN VISION W 60GB/ZEN VISION 30GB、東芝gigabeat V30T/gigabeat S30/gigabeat S60V。携帯電話などWMV実行可能な他デバイスでの再生も可能。また今後、PC向けに1.5Mbpsや3Mbpsの高画質版も販売される見込みとなっている。
さらに、DVD作成をサポートした「Burn to DVDサービス」を2007年上半期をめどに投入することを発表した。作品の第1弾は、アートポートの邦画作品を中心にしたラインアップになる予定とのこと。
同日行われた記者会見で、CinemaNow Japan代表取締役兼CEOの間宮義文氏は、「ダウンロード販売を強化するため、本日正午にサイトリニューアルを行った」とリニューアルの目的を述べ、同社のサービスをレンタルモデルからセルモデルに拡充するとした。ダウンロード販売については、携帯プレーヤー向け、PC向け、Burn to DVDの3段階で行い、国内初となる「Burn to DVDサービス」については2007年の「春」を目標とした。なおBurn to DVDでは、DVDフォーマットそのままでファイル提供することで、特典映像や特殊機能に対応する。
アイドルビデオでのスタートとなった点については「もちろんハリウッドスタジオ大作のラインアップも揃えたいが、調達には莫大な費用がかかる。ハリウッド作品ばかりが人気なわけではないし、ビジネスを考えるとちょっと先になる」としつつも、すでに今後の対応機種拡充やラインアップ拡充について検討中とした。
同席したウィルコム事業促進部長の立石篤申氏は「PHSユーザはビジネスユーザやアキバ系ユーザが多く、ITリテラシーが高い。映像配信の要望も強かったので、今回のサービス開始は非常に嬉しい。店頭でも支援していきたい」と歓迎。東芝デジタルメディアネットワーク社モバイルギガ事業部商品企画部部長の稲葉均氏は「新しいライフスタイル、新しいエンタメファンというのはマーケティング的にもイノベータだ。外にコンテンツを持ち歩いて楽しめる、という文化に協力したい」とこちらも協力体制をアピールした。
グラビアアイドル作品のみというのが、映画ファンにとっては残念かもしれないが、30〜60分の番組尺で聴き取りやストーリー把握が必要ないイメージビデオは、携帯で持ち歩くには最適のタイトルという面もある。レーベルについてはFor-side.com作品が中心だが、これも固定ではなく、幅は広げていくとの説明がなされた。ショートムービー、さらにはハリウッド大作の配信などと合わせて期待したい。
《冨岡晶》
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