【Envisioning Next Generation Networks(Vol.1)】オーストラリアでも進むキャリアのフルIP化
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
豪テルストラでも、PSTN(公衆電話交換回線網、Public Switched Telephone Networks)からの収益減に直面しているという。こうしたビジネス状況を改善し、新たなサービスを効率的に実現することを狙って現在推進しているのが、次世代ネットワーク構築プロジェクト「Titan」だ。
中核となるのは、IP/MPLS(Multi Protocol Label Switching)ベースのコア・ネットワークで、これが堅牢でスケーラブルなバックボーンとなり、全サービスのプラットフォームを構成する。さらに、2009年6月には、単一のIPネットワークでエンド・ツー・エンドの接続を実現する予定になっているという。
目標としたのは「create a world of 1 click, 1 touch, 1 button, 1 screen, 1 step solutions」ということで、つまりエンドユーザーがあらゆるサービスにごく簡単にアクセスできるネットワークの実現、と言い換えることができるだろう。
コア・ネットワークには、一般電話回線(PSTN)、ブロードバンド接続によるデータ通信、第3世代(3G)携帯電話などのサービスがすべて統合され、ユーザーが求めるすべてのサービスを単一ネットワークをベースに提供できるようになるという。
《渡邉利和》
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