NEC、WAN高速化装置「WanBooster」のラインアップを強化
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WanBoosterは、米リバーベッドテクノロジー社からソフトウェア「RiOS」(リオス)のライセンス供与を受け、NECのサーバ技術と組み合わせた製品。最上位モデルとなる「WanBooster 6020」では、WAN帯域を最大310Mbpsと従来モデルに比べ30倍に強化、セッション接続数では最大4万ユーザーと20倍に強化するなど、大幅な機能強化が図られている。また、大型機4機種については、次世代ストレージ標準規格(SAS)およびディスクアレイ(RAID5)対応、冗長電源、冗長ファンを標準搭載し高信頼性を実現している。
併せて、販売中の3機種を含む全機種においてソフトウェアの機能強化を実施。NFSのファイル転送の高速化を従来モデルの最大7倍から最大55倍へ向上、QoSの実装によりVoIPやビデオストリーミングといったリアルタイムデータの転送安定化、日本語ユーザインターフェースの初提供や分析ツール連携による管理の利便性、可視性の向上が図られている。
新ラインアップの価格および概要は以下のとおり。
●中型機
・WanBooster 1520:378万円
データ記憶容量80Gバイト、WAN容量4Mbps、最適化TCP接続数1,000
●大型機
・WanBooster 3020:798万円
データ記憶容量250Gバイト、WAN容量20Mbps、最適化TCP接続数3,500
・WanBooster 3520:1,008万円
データ記憶容量512Gバイト、WAN容量45Mbps、最適化TCP接続数6,000
・WanBooster 5520:1,596万円
データ記憶容量700Gバイト、WAN容量155Mbps、最適化TCP接続数15,000
・WanBooster 6020:2,677.5万円
データ記憶容量1.3Tバイト、WAN容量310Mbps、最適化TCP接続数40,000
《村上幸治》
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