ExpEtherは、これまでは個々の機器の内部のみにとどまっていたシステムバス接続を1Gbps、および10Gbpsのイーサネット上のパケット通信で可能としたもの。多数のハードウェアをEthernet上で接続できるため、仮想システムの構築やシステム運用が容易となる。また、IT系、ネットワーク系ハードウェアで分離していたバス接続を一体化管理することにより、複雑なハードウェアも簡単に管理できるのが特徴だ。さらに、ホットプラグに対応し、電源投入時にCPU側ブリッジでPCIメモリ空間を予約しておくことでシステムを停止することなくPCIハードウェアの自動追加と削除を実現した。
同社では、今後同技術をOS、ミドルウェア、アプリケーションなどのソフトウェア側の拡張性向上技術と組み合わせることで柔軟なシステム構成方法の研究開発を進め、次世代サービスプラットフォームへの適用をはかりたいとした。