【CES 2007(Vol.15)】HDDからSD時代へ。東芝のメモリベース製品
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
まず、e-bookと名付けられたメモリベースのPDA。次にOLED(有機LED)を使ったSDカードビューアー。そして、ジョグダイヤルのついた携帯電話式のPDA。以上の3機種を展示していた。どの製品も製品化時の詳細や機能は未定だ。
e-bookの特徴は、入力がキーボードではなくタッチパネルしかない。写真の下の部分はキーボードではなくタッチスクリーンになっている。キーボードやボタンなどプログラムによって切り替え、選択が可能になっている。おそらく手書き認識が基本になるのではないかと思われる。USBとSDカードスロットは装着されるとのことだが、無線LANやメモリの容量などは、製品化されるまで未定(非公開)だそうだ。OSはWindows CEが搭載されるはずだ。ハードディスクを搭載しないので薄いのも特徴である。
OLEDのビューアーは興味深い。SDカードがHC SDとSD AssociationによるClass 4、Class6(Class 4=転送速度が4MB/s、Class6=同6Mbps)によって高速、大容量化し、デジタル映像のソースメディアの主流にさえなりそうな勢いである。OLED画面はかなり鮮やかでみやすいので、ビューアーのこれからのスタイルになりそうだ。東芝では、8GB、Class4はすぐにリリースされ、年内には32GB、Class6まで販売を開始する予定でいる。
スモールPDAは、ジョグダイヤルでの操作と、これもタッチペンなどでの入力が可能となっている。OSはWindows CEやMobileではなく専用のもので動作しているとのことだが、製品化される(かどうかも含めて)ときに、どのような仕様になるかは未定である。用途を限定したPDAや業務端末として面白いかもしれない。
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