【FOE 2007 Vol.12】光測定器いろいろ——都内のマンションが買えるぞ!
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
40Gbpsの高速伝送のための変調器、トランシーバ、ケーブルといっても、それらを開発するためには、それ以上のスピードや事象に対応する測定器が必要だ。光ネットワーク関連の測定器にはどんなものがあるのだろうか。主だったものを会場からピックアップしてみた。
まず、上の写真左は、光ファイバーの性能をしらべるパワーメーターと呼ばれる測定器だ。本体に光源を持ち、被測定ケーブルの減衰率や特性を調べる。真ん中は、ネットワークアナライザだ。イーサネットやIPのプロトコル解析やSNMPによる管理機能などもついている。アダプタをつけることによって1000BASE-LX/T(光ネットワーク)に対応する。右は、10Gイーサに対応したネットワークのパフォーマンステスターだ。スループット試験や遅延時間の測定プロトコル解析、エラー解析などができる。
次は、トラフィックテスター(左)とBERT(右)と呼ばれるエラー発生率を測定する機械だ。トラフィックテスタは、スイッチやルータ、GE-PON、PLCなどの機器のパフォーマンスをIPレベルで測定する。写真のBERT(Bit Error Rate Tester)は、光ネットワークに対応したテスターで10Gbpsの帯域での測定が可能なものだ。
最後は、40Gbps帯域の最新鋭のSDH/SONETアナライザーだ。任意のエラーやアラームを発生させ、光ネットワークの特性や性能を測定する。また、オーバーヘッド情報の解析、入力光レベルの測定など、光ネットワーク機器の開発に必要なさまざまな解析を行う。40Gbpsに対応した製品は国内ではこれしかないという。ほとんど受注生産に近いそうだが、お値段はこれ1台で数千万円!
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