【こちらモバイル営業部】すべてをオンライン手続きで“白いヤツ”にMNP
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よく考えると、ケータイにまつわる事務手続きの主なものは今でもショップに出向くことが多い。代理店制度が発達しているせいか、プロパーの店舗か量販店、街のケータイショップなどがこれまでの機種変更などの舞台だった。しかし、スーパーボーナスから始まったソフトバンクの「販売奨励金圧縮」の影響なのか、知る限りではケータイキャリアがオフィシャルのオンラインショップをもつのは、ソフトバンクが初めてではないだろうか。
というわけで今回行うMNPを使った移転では、一度もショップに行かずにケータイ機を入手することをテーマに進めてみた。
まずは移転元のTU-KA電話機でMNP予約番号を取得したのち、ソフトバンクモバイルのオンラインショップへ。端末は在庫がある限りほとんどのものが選べるようだが、今回は機能よりインパクトを重視して薄さ11.9ミリのサムスン製の「707SC」を選択。個人情報の取り扱いと本体利用の注意、本人確認資料の送付方法をそれぞれラジオボタンで選び、手続きを進めていく。FAXで本人確認書類を送付するところが唯一のアナログっぽいプロセスだ。
MNPに必要な情報の入力が続く。予約番号や、転出するケータイ番号、契約者名、住所や連絡先などを入れていく。料金プランはもちろん「ホワイトプラン」だ。受信メインということもあり、パケット通信の割引などさまざまなオプションはまったく契約しないことにした。利用明細をパソコンで見るのにも月額105円がかかるのは不思議な気がしたが、当然これも外す。なんとしても月額980円を死守するのだ。
最後に、全ての入力内容を確認する。特に間違いやすそうなのはMNP予約番号と思われる。念には念を入れ移転元の携帯電話と何度も照らし合わせよう。OKをクリックすると、最終的な完了画面が出てくる。本人確認書類送付用のフォームを印刷するボタンがあるので、それを利用して「オンラインショップ携帯電話新規購入申込確認書」を印刷して、免許証や住民基本台帳カード、パスポートなどの本人確認書類のコピーといっしょにセンターへFAX送信する。これで手続きは完了だ。
ソフトバンクからPCメールアドレス宛に「出荷を完了しました」旨メールが届いたので、あとは待つだけだ。届け先が渋谷区である今回、出荷店は佐川急便の城西店(江東区東雲)となっていた。19日金曜日に受け付けられていたので、都内配達ということもあり土日のいずれかに入手できると思っていたら、なぜか渋谷の配達拠点に到着したのは22日月曜日。結局火曜日の帰宅後に受け取ることになった。出荷完了から受け取りまで実質4日間は、大手通販サイトのオペレーションから考えれば長すぎる。
本体代金が割賦による支払になる「新スーパーボーナス」は申し込まなかったので、機種代金を現金で配達員に支払って受付完了。ただし、この時点ではまだ機械が届いただけで、番号を生かす手続きが残っている。
受け取った翌日の午前中、指定された電話番号に本体が届いたことを知らせると、手続き申込番号とMNP予約番号、ケータイ番号、本人情報などを申告させられ、「移転元と移転先の電話機の電源を両方お切りになってお待ちください。ただいま大変混み合っておりますので、たぶん今夜中には新しいお電話機で通話ができるようになると思われます」と心強いコメントがもらえる。何度かチェックしていたところ、その日の23時頃に開通したようだ。
免許証のコピーとプリントアウトをFAXしたり、電話をかけたりとインターネット以外の手続きは避けられないのだろうが、それでもかなりの手続きがブラウザ経由で終わるところは、ことケータイに関していえばかなり新しい試みのように感じた。参入当初の料金プランの表現問題や、新年早々の慌ただしすぎる記者発表など、まだまだ手慣れないことも多そうなソフトバンクだが、ADSLの時のようなチャレンジ精神(とさまざまな課題)を忘れることなく、ユーザにとって利便となる正当な競争を仕掛けてほしいものだ。
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