キヤノン、毎秒10コマのプロ用デジタル一眼レフ「EOS-1D Mark III」
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EOS-1D Mark IIIは、05年9月発売の「EOS-1D Mark II N」の後継機にあたる。有効1,010万画素CMOSを搭載し、ISO100〜3,200が常用可能。また、映像エンジンである「DIGIC III」を2個装備することで画質・速度の向上を図っている。連射機能は約10コマ/秒、連続撮影可能枚数は約110枚。AFは19点のクロス測距点と26点のアシスト測距点を備える。
ボディにはマグネシウム合金を採用し、操作部やカバーなど76箇所にシーリングやパッキング処理を施している。シャッターユニットは作動耐久30万回と、従来モデルに比べ、耐久性が向上した。
メニューはメイン電子ダイヤル/サブ電子ダイヤル/SETボタンの3つで操作する方式に変更なっており、新たにISO感度設定ボタン、AFスタートボタン、ピクチャースタイルボタンを取り入れている。また、2つのボタンを同時に押さなければならなかった機能を整理するなど、ユーザーインターフェース面での変更が加えられている。
本体のサイズは幅156×高さ156.6×奥行き79.9mm、重さは約1155g(本体のみ)。3.0型約23万画素液晶ディスプレイを搭載。記録メディアはCFカード、SD/SDHCメモリーカードに対応し、入出力にUSB2.0(Hi-Speed)、ビデオ出力端子を搭載している。電源にはリチウムイオンバッテリー「LP-E4」を採用。フル充電の状態で、常温(23度)なら約2,200枚、低温(0度)なら約1,700枚の撮影が可能。
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