祖母の恋にタイムスリップする〜伊藤歩主演の映画「上海恋香」
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
「死んだら、骨を上海にまいて欲しい」といって亡くなった祖母。遺品は古い香炉と、知らない若者と2人で写っている写真、そして「逢 直 帰 上海 恋 思」と書かれた手紙があった。
恋の舞台は、1930年の上海。日本租界。軍人の娘・紀子(祖母)は道に迷い、家族を失った朱伍と出会う。戦時下の日本人と中国人、許されない2人。だが彼らはやがて惹かれ合っていった。
主人公の須藤祐美子は、祖母の遺品を持って上海に行く。今あるとは思えない祖母の手紙の住所を頼りに、上海の町をさ迷う彼女。いったい自分の目的が何なのかもわからないまま……。
この映画はポニーキャニオンとホリプロが協力し、俳優やスタッフなど映画の人材発掘を目的に制作される映画プロジェクトの第2弾だ。
第1作目は、2003年12月からインターネットで3か月以上のロングラン上映が行われ、シネコンでも劇場公開された「蒼い夏」(監督:松浦 徹、出演:大沢あかね、光石研、今井陽子)である。
今作の監督を務めるのは、「キャノン」や「NTTドコモ」などのCMで知られる野村泰夫。これが初の脚本・監督となる。
また撮影は、台湾の巨匠・侯孝賢監督の「悲情城市」(ベネチア国際映画祭グランプリ)、「ナイルの娘」などで有名な、台湾を代表する陳懐恩カメラマンだ。
配信帯域は384kbps、1.5Mbpsの2帯域。視聴にはWindows Media Playerを使用する。
《松岡美樹》
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