ウィルコムとJ:COM、CATV網を利用したPHSサービスの実証実験に成功
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同実証実験では、東京都練馬区高野台のジュピターテレコムサービスエリア内に試作基地局10台を設置し、PHS端末からの発着信の接続率、通話品質、データ通信速度の検証を実施した。その結果、接続率99%以上、データ通信速度300kbps以上という現在のPHSサービスと同等の品質が得られていることにくわえ、基地局間の送信タイミングのずれは1日あたり40×(10の-6乗)秒以下の精度で安定的に同期が確保され、端末の移動時に瞬時に基地局を切り替えるハンドオーバー処理も行われていることが確認された。
両社は、ケーブルテレビネットワークとPHS業者をIPネットワーク接続することで、従来困難とされていた山間部やビル陰などでもモバイル通信が容易になり、FMC(Fixed Mobile Convergence)実現の可能性が広がったと結論づけている。
《富永ジュン》
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