NEC、世界最小一芯双方向光伝送トランシーバモジュール
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
これは、SFP、SFFといった小型トランシーバモジュールの規格の外形を持ち、一芯で双方向通信が可能なものでは、世界最小となっている。発表したモジュールは2種類で、Compact SFPは、2チャンネル分のトランシーバを収容するタイプで、2チャンネルともに双方向通信に対応している。Compact SFFは、1チャンネル分を収容するモジュールだが、一芯双方向のため、従来品より半分のサイズになっている。そのためSFFタイプは、モジュールを組み合わせることにより、2チャンネル、4チャンネルとマルチチャネル化することができる。
NGN、リッチコンテンツとニーズが高まる光ファイバーネットワークだが、光通信の場合、ユーザと収容局は1:1で接続する必要がある。そのため、収容局の光アクセスシステムには、契約者数と同じかそれ以上の接続口(トランシーバモジュール)が必要となる。小型で双方向が可能なモジュールは、装置の小型化に不可欠だ。このような小型トランシーバモジュールは、2007年2月に東京ビッグサイトで開催されたFOE 2007で、NECのほか、富士通なども参考出品していた。
NECでは、6月から出荷を開始する予定で、2007年度の販売目標は3億円としている。販売価格は未定だが、既存のモジュール製品と同等の価格を目指しているとのことだ。
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