【東京国際アニメフェア】「ボノロン」プロジェクト発足記者会見にSPゲストも登場
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「ボノロンといっしょ。」プロジェクトは、「北斗の拳」で知られるマンガ家の原哲夫氏がプロデュースした読み聞かせ絵本「森の戦士ボノロン」をメインにした、ノース・スターズ・ピクチャーズが発行するフリーペーパー「ポラメル」を中軸に展開していく。同フリーペーパーは「読み聞かせ」を主眼に、親と子を結ぶコミュニケーションにフォーカスした内容が特徴だ。全国のセブンイレブンとイトーヨーカ堂(1万数千店)にて入手できる仕組みになっており、隔月刊発行で100万部を誇る。そして、NTTレゾナントが運営するインターネットポータルサイト「goo」のアニメコーナー「gooアニメ」にて、同タイトルのWeb絵本とアニメーションが提供されている次第だ。また、今秋にはCS局のアニメ・特撮を扱ったチャンネルのキッズステーションにてTVアニメが放映される予定である。
先頭を切ってマイクの前に立ったセブン銀行の安斎氏は、3年前にこの話を聞き、素晴らしいと思い、全面的に賛同。子供たちを巡る痛ましい事件が起きるのは「親と子の会話が少ないからではないか」と思い、「ポラメル」が唱える「読み聞かせ」こそ重要だと、応援することにしたのだという。そのあと、系列のセブンイレブンとイトーヨーカ堂で配布している状況や、イトーヨーカ堂で実施されている着ぐるみのボノロンがやってくる幼児向けのイベントなども紹介。最後に安斎氏は、絵本「森の戦士ボノロン」に対し、「子供たちのいいところを引き出してあげられる素材のひとつとして活用してもらえるように育てていきたい」として締めくくった。
次は、NTTレゾナントの大町氏。大町氏も、「ポラメル」のコンセプトに大きく賛同していると開口一番語り、gooにおいてどのように「森の戦士ボノロン」を展開しているかを説明した。2005年のフリーペーパーの配布と同時にgooでもコーナーを設けたのだが、これまで700万アクセスを稼いでおり、子供とその親御さんのためのコーナーになってきたと感じているそうだ。なおgooのコーナーの「Web絵本」では、若いお父さんお母さんの手本になるようにと、タレントに読み聞かせをしてもらっているとのこと。また、今後はWeb事業者として、「森の戦士ボノロン」を通して親御さんたちのコミュニティを作っていきたいと語った。
続いては、キッズステーションの内田氏。アニメの制作と放送という形で参画することにしたのは、やはり「ポラメル」のコンセプトに強く賛同したからとのこと。10月から5分の番組を全26話放映する予定だ。内田氏は、放送を通して「ボノロンの持つ優しい心や生きる力を表現し、それを多くの視聴者に伝えていけるよう考えていく」とのことであった。
そして最後は、「ポラメル」の発行を手がけるノース・スターズ・ピクチャーズの井本氏。「両親やおじいちゃんおばあちゃんと子供たちのコミュニケーションを、小さいときからもっともっと増やす必要がある」という。そこで、井本氏たちはマンガ家と組んで、読み聞かせ絵本という手法を取ることにしたのだそうだ。セブン銀行、NTTレゾナント、キッズステーションの力を借りて、このプロジェクトをもっと大きくしたいとも語っていった。そのひとつとして次号4月号より、読者から募集したストーリーを掲載していく予定だ。
その後にスペシャルゲストとして登場したのが、実際に読み聞かせをおこなったタレントの芳本美代子さん。ボノロンと一緒に登壇し、6歳になる娘さんに読み聞かせをしてあげていたりする自身のエピソードを語った。読み聞かせを通して、大事なことをたくさんお子さんに教えてあげたり考えさせてあげたりできるので、今後も、読んでほしいといってくれる限りは続けたいと語っていた。
最後は、4社の代表と芳本さん、ボノロンで記念撮影。お子さんがいる人もいない人も、心温まること確実なので、偶数月の15日にはぜひ近場のお店へ行って、「ポラメル」を手に入れてもらいたいものである。
《デイビー日高》
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