So-net経営方針説明会で吉田社長「トップニッチを目指す」
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代表取締役社長の吉田憲一郎氏がソニーグループのジョイントベンチャーとしてスタートした初期、グループ内連携に軸を置いたトラッキングストックの中期、IPOによる東証マザーズへの上場、社名変更といった沿革をまず振り返った。その後、接続事業・ポータル事業による会員ビジネスという事業領域を確認、さらに2006年度の業績について報告した。
3月8日時点での連結業績予想となるが、売上高480億円(対前年比13.4%)、営業利益34億円で、売上高・営業利益ともに過去最高になることが発表された。期末配当を実施する予定であることもあわせて発表された。
接続事業についてはFTTHの売上成長、ポータル事業については広告・ソリューション領域の伸張が要因と分析された。またグループ会社の再編として、ソネットスポーツ・ドットコムの精算、スカイゲート全株式のディー・エヌ・エーへの譲渡、レーベルゲート全株式のソニー・ミュージックエンタテインメントへの譲渡などが発表された。
経営の中期ビジョンとしては、「ネットワークエンタテインメントの追求」をビジョンに、売上成長率10%以上を目標に掲げた。接続事業を安定事業、ポータル事業を利益成長のドライバーと位置づけてネットワークエンタテインメントの“トップニッチ”を目指すとした。具体的な事業については、FTTH・広告・ソリューションの3分野ごとに説明。また2つの施策としてトップニッチ戦略・グループ連携をあげた。とくにトップニッチ戦略においてはキャラクター、アジアエンタメ、テレビ番組表に注力することとし、会員数60万人を越えたリヴリーアイランドなどを紹介。またもう1つの柱であるグループ間の連携については、ゲームポット、GDH、エニグモなどのエンタテインメント領域・CGM領域に約60億円の投資を行い、シナジーを追求すると強調した。
これらについて吉田氏は「ポータルビジネスというが、玄関ではなく部屋に当たるものを作りたい」とさまざまな投資を図りつつも利益率向上を堅調に見極めていく姿勢を語った。
《冨岡晶》
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