医療現場で真価が証明されたワコムの液晶ペンタブレット
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
電子カルテシステムは、Cintiq 21UXと、ピーエスシーの画像ファイリングシステム「Claio」の連携によるもの。電子ペンで、電子カルテ画面に手書きで情報が書き込めるほか、システムの操作も可能。医師は、レントゲンや心電図などの診断画像を画面に表示させ、所見や簡単なスケッチを書き込むことができる。また、それらのデータを記録して一元管理することで、患者のデータを全診療科で検索・閲覧が可能。同病院では、280台を導入してデータを共有している。
業務の効率化が進む医療現場では、カルテや診断画像など患者情報の電子化が特に重要視されてきた。同病院では、今回のシステムの導入により、膨大な量の患者情報を便利に管理できるほかにも多くの利点がうまれたという。従来は、電子カルテ利用時には、マウスやキーボードの操作が医療行為に支障をきたしていた。だが電子ペンを利用することにより、医療行為に集中しながらすばやくカルテを作成できるようになったという。また、医師と患者が一緒に診療記録を見ることでコミュニケーションの向上にも成功しているという。小さな電気器具が、医療現場で大きな活躍を見せている。医療現場で今後さらに普及していく最先端技術に注目していきたい。
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