NTTドコモ、情報の処理量は同じで肉声に近い音で通話ができる技術を開発
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従来の電話向け音声符号化技術の対象は300Hzから3.4kHzまでの音声であったのに対し、新しく開発された技術では対象を50Hzから16kHzの音声へと拡大し、人間の音声に含まれる周波数をほぼ完全にカバーしているのが特徴だという。
また、「大きい音量では誤差を感じにくい」という人間の聴覚の特性に基づき、「大きい音量の周波数においては符号化の精度を最小限にとどめる一方、小さい音量の周波数においては、きめ細かく符号化する」という精度調整法などを採用。これにより、音質の向上と同時に符号化処理の効率化も実現しているという。
《村上幸治》
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