米ベリサイン、ドメイン料金値上げ
ブロードバンド
その他
注目記事

同社リリースによれば、2007年10月15日より、現状のレジストリ料金のうち、.comドメイン名の料金6.00米ドルを6.42米ドルに、.netドメイン名の料金を3.50米ドルから3.85米ドルにそれぞれ値上げするとしている。これは、1999年にICANNが設定した料金体系以来最初の値上げとなる。
また、増え続けるドメイン名のクエリー(名前解決問い合わせ)は、2000年には平均10億回/日だったのが今日では300億回/日まで達しており、トラフィックだけでなく、高度化するサイバー攻撃にも対応しなければならない。これに対して、ベリサインは、2010年までにインターネットインフラを10倍にするプロジェクトタイタンを発表し、残り3年の間に、クエリーに対しては現在4,000億回/日まで耐える能力を4兆回/日まで引き上げたいとしている。同時に、最もトラフィックが集中するプライマリーサーバの帯域幅も20Gbpsから200Gbpsまで増強する。そして、地域ドメインごとのクエリーに対応するサイト(Regional Internet Resolution Site)を100箇所以上にする考えだ。
これに対し、日本で.jpドメインを管理するレジストリである日本レジストリサービスの広報は、3月26日に企業努力により値下げを発表したばかりなので、.jpドメインに関しての影響、値上げの予定はないとしている。
《RBB TODAY》
この記事の写真
/