【GW特集:ソニー ポータブルカーナビの実力検証! Vol.1】スポンジ吸盤は意外と強力
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米国でいま人気の高いカーナビは、GPSアンテナ内蔵のポータブルカーナビ(配線が電源のみでOK)だ。車が足代わりで盗難などの問題も多い米国では、純正据付のカーナビより取り外しが自由なこの手の製品が重宝がられるのだ。ソニーも米国では、ポータブルカーナビをラインナップしているが、昨年、サンヨーが発売したミニゴリラのヒットを受けてか、日本のポータブルカーナビ市場にも戻ってきた。もともと、国内外でカーナビ技術やIT技術のノウハウがあるソニーだけに、その実力は気になるところだ。今回試してみた製品はソニーのポータブルカーナビnav-u(NV-U1)だ。
欧米では、ポータブルカーナビは、ゴムの吸盤でフロントウィンドウに取り付けるのが一般的だが、日本の道路交通法では、フロントガラスに視界を妨げるものの装着を禁止している。そのため、国内向けの同様な他社製品でも、ゴム吸盤のクレードルのみを同梱しながら、説明書ではフロントガラスへの取り付けを推奨していない。なので、両面テープのついた丸いプラスチック板が付属していて、これをダッシュボードに貼り付けたり、吸盤そのものを両面テープで固定することになる。
しかし、nav-uに付属しているクレードルの吸盤はダッシュボード(など凹凸のある樹脂面)にも取り付け可能だ。吸盤部分がゴムではなく、弱粘着性のあるスポンジのような素材で出来ている。このため、細かい凹凸のあるダッシュボードでも密着できるわけだ。これが、意外と強力でひっぱるとパネルやダッシュボードごと持ち上がるほどで、ヘタなゴム吸盤より固定が確実だった。
配線は電源のみなので、付属のシガーソケット用の電源コードを接続するだけでいたって簡単。今回は、仮止めの形で使用したのでコードの処理をしなかったが、ちゃんと使う場合は、配線止めなどしっかり行い運転のじゃまにならないようにしたい。電源プラグの頭がもう少し小さければダッシュボードとフロントウィンドウの隙間に配線を通し、インパネの裏からシガーソケットにつなぐことができるのだが、テストした車では通すことはできなかった。
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