IBM、プロジェクト「Big Green」で省エネデータセンタに10億ドル
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同計画は「Project Big Green」と名づけられ、エネルギー需要とそのコストが急激に上昇しているデータセンタにおいて、エネルギー危機に対処することを狙いとしている。この取り組みでは、省エネを実現する新しい技術やサービスが提供され、IBM全社から選ばれた850名以上のエネルギー効率の専門家で新たに組織される「Green Team」が導入を担当するという。
この活動により、平均的なデータセンター(約2,320平方メートル)の場合で、42%の省エネが実現でき、その削減効果は炭素(炭酸ガス)排出量に換算すると、年間で7,439(27,276)トンに相当するとしている。また、新しいアプローチを採用することで、消費電力や炭酸ガス排出量を増加させることなく、同社のデータセンタの演算能力を今後3年間で倍増できると見込んでいるという。
これらについて、同社グローバル・テクノロジー・サービスのシニア・バイス・プレジデントであるマイク・ダニエルズ氏は、「データセンタにおけるエネルギー危機により、当社のお客様は十分な電力の確保が困難になっており、それがお客様のビジネス成長を阻害しています。多くのデータセンタは処理能力の限界に達しており、企業の成長力が頭打ちとなり、さらなる設備投資を余儀なくされています。IBMは自社のデータセンタを最新化するためのアクション・プランを、お客様の設備にも応用することができます」とコメントしている。
《村上幸治》
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