NEC決算、半導体が好調だが減収減益——NGN関連は年間で倍増を目標 | RBB TODAY

NEC決算、半導体が好調だが減収減益——NGN関連は年間で倍増を目標

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 日本電気(NEC)は21日、2007年3月期(2006年度:2006年4月〜2007年3月)の連結決算を発表した。売上は4兆6,526億円(前年比5.6%減)、営業利益は700億円(同3.5%減)、経常利益は163億円(同9.3%増)、純利益は91億円(191億9,000万円増)となった。

 半導体部門の売上が前年比7.2%増の6,923億円となったが、携帯電話とPCを扱うモバイル/パーソナルソリューション事業は22.8%減の9,650億円となるなど、売上と営業利益ともに前年を下回った。

 また2007年度の業績予想も発表された。売上は4兆7,000億円(同1%増)、営業利益は1,300億円(600億円増)、経常利益800億円(637億円増)、純利益は300億円(209億円増)としている。売上は微増だが、利益は大幅に伸ばす形だ。

 ネットワーク関連では、引き続きNGN事業を拡大していく。2006年においては先行商談や、特色がある新製品や技術が投入できたとして、NGN関連ビジネスの強化が進んだとアピール。2006年度は約900億円だったNGN関連の売上を、1年で2倍にする目標だ。その結果、2007年度のITプラットフォーム/NWシステム部門の売上は2兆8,700億円(2006年度は2兆7,588億円)に、営業利益は1,740億円(同1,541億円)に伸ばす。

 ほか携帯電話とPCの事業部は、333億円の営業赤字だったが、これが60億円の営業黒字になると予想している。

《安達崇徳》

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