米Juniper、SAPベースでのネットワーク処理を99%、CPU負荷は50%削減 | RBB TODAY

米Juniper、SAPベースでのネットワーク処理を99%、CPU負荷は50%削減

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 米Juniper Networksは24日(米国時間)、SAP Enterprise Services Community(ES Community)によって実施されたパフォーマンス試験において、同社のアプリケーション・アクセラレーション・プラットフォーム「WX」、および「DX」上で実行したSAPソリューションベースのトランザクションのネットワークアクセス時間を最大で99%短縮したほか、アプリケーションサーバ上のCPU負荷を最大50%削減したと発表した。さらに、Juniper NetworksのSSL VPNプラットフォーム「Secure Access」がSAPソリューション・ユーザーへの安全なクライアントレスアクセスを提供できることも実証された。

 同試験は、プロダクショングレードのエンタープライズSOA環境におけるネットワーク製品の試験用環境「ENL」をSAP Discovery Serverをベースとして構築し、HP LoadRunnerバーチャル・ユーザー・セッションが定義済みのワークフローを実行して、Shunra WAN Emulatorによって試験ごとのネットワーク品質に変化を加えるというもの。試験に採用されたビジネスプロセスはSAP ERP 2005アプリケーションをベースとしたSAP Discovery Serverのもので、レイテンシや帯域を変化させながら試験を実施した。

 エンタープライズ・ソリューション試験は、フラクショナルT1、およびT3 WANシミュレーション(高/低遅延)の4通りのWANシミュレーション状況で行われ、DX/WXプラットフォームはSAP NetWeaverプラットフォーム上野Knowledge Managementコンポーネントの5MBトランザクションで平均86%、最大99%のレスポンスタイムの改善が見られた(768Kbpsリンク、遅延300ms)。つまり、従来2分必要だったトランザクション時間がLANとほぼ同様の2秒弱にまで短縮されたことを意味する。

《富永ジュン》

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