インテル東京本社内にエンタープライズ向けショールームオープン
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
この日は、オープンとなったショールーム内での記者発表となったが、まず登壇したインテル代表取締役共同社長 吉田和正氏によれば、昨年の「ショーケース」には8か月間で300名以上の企業ユーザーや業界関係者が訪れ、82%の来場者が満足したと回答しているという。また、新しい「ショールーム」では、最新技術としてvProプロセッサーに加え、Centrino Proプロセッサーをベースとした、Core 2 Duoプロセッサー、インテルAMT、Trusted Network Connectionなどのデモを拡充していくそうだ。
そして、ショールームを本社に移設したので、これらの最新技術のデモの機動性を上げていきたいとも語ってくれ、ショールームの除幕式へ移った。
続いて、同社プロダクト&プラットフォーム・マーケティング本部の岡本隆志氏が、ビジネス・クライアント・プラットフォームについてのプレゼンを行った。これは、昨年より発表しているAverill、Santa Rosa、Weybridgeなどの新しいクライアント・プラットフォームのことだが、背景には、企業の抱える4つの課題への対応があるという。
その4つとは、セキュリティー対策、管理コストの低減、新しいワークスタイル(モバイルコンピューティング、グローバルオフィスなど)への対応、膨大なデータ量の処理、だ。そのため、デスクトップPC用のvPro、ビジネスクライアントPC用のCetrino Proでは、ハードウェアにセキュリティ機能や運用管理の機能を組み込むことで、クライアントPCのコストパフォーマンスのバランスをよくするというものだ。
従来のPCでは、プロセッサーの処理速度や消費電力でのパフォーマンスを重視しており、セキュリティなどはOSなど上位レイヤに任せる発想だった。ビジネス・クライアント・プラットフォームでは、これらもハードウェアに持たせることで、安全性、生産性、コストのバランスととらせることができる。
具体的にはプロセッサー、チップセット、LANコンポーネントを含むハードウェアとBIOS、ファームウェアに、AMT(Active Management Technology)、VT-x(Virtualization Technology)、あるいは2007年後半に予定されているTXT(Trusted Execution Technology)VT-d(Virualization Technology for Directed IO)などの機能を実装する。例えば、AMTのデモでは、管理用のPCから、リモートクライアントの状態チェック、ソフトウェアの実行、リブート、BIOSの設定変更などが可能になるということを紹介していた。
なお、ショールームの見学申し込みは、以下のメールアドレスでのみ受け付けている。
DEShowroom@convention-info.net
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