東芝松下ディスプレイ、新開発の携帯電話用ディスプレイ——パネル一体化で耐衝撃性と視認性が向上
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
スクリーンフィットは、カバーパネルと液晶パネルの間を、特殊な透明樹脂で充填して一体化している。パネルを一体化することで、ディスプレイの強度の向上が実現したという。この透明樹脂は、前後の材料との光学的な整合を取り、界面反射を最小化する。さらに、樹脂はパネルの間に充填してから硬化するため、互いのパネルの反りや凹凸を吸収。歪みが発生せず良好な表示特性が得られるという。
従来は、アクリルのカバーパネルと液晶パネルの間に空気層を設ける構造を採用していた。この従来構造と比べると、スクリーンフィットでは、カバーパネル内側の表面と液晶パネルの表面の光反射が解消される。外光反射が低減することでコントラストが向上し、透過率が約7%改善されるという。輝度アップによる視認性の向上、または輝度を変えずに消費電力低減の形で性能向上/環境負荷低減が図れるとしている。
画面サイズは対角2.8型。画素数は240×400ピクセル。輝度は300cd/m2。コントラスト比は600:1。色数は26万色。カバーガラスを含んだ厚さは2.6mm。
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