【Interop Tokyo 2007 Vol.5】究極のシンクライアントはケータイか、ドキュメント転送型PCか?
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
NTTコミュニケーションズのブースでは、同社が提供するシンクライアントサーバに、NTTドコモが国内で販売を行っているスマートフォン「htc Z」でアクセスを行うデモが参考展示されていた。htc Zには、CitrixのMetaFrameがインストールされ、画面表示はhtc Zで見やすいように最適化されているとのこと。サービス提供時期は未定とのこと。
NECではドキュメント転送型PCの展示が行われていた。ドキュメント転送型PCを社内で利用する時はシンクライアントのようにサーバに接続し、社外に持ち出して利用する場合は、限られたデータがフラッシュメモリに転送され利用することができる。
なお、ドキュメント転送型PCにはHDDが搭載されているためアプリケーションの利用が可能だが、データはフラッシュメモリにのみ保存可能だ。そして会社に戻ってサーバに接続すると、フラッシュメモリに保存されたデータは自動的にサーバに転送される。
ノートPCの持ち出しを制限する企業は多いが、ノートPCを持ち歩かなければ仕事にならないという現場の意見は多い。ドキュメント転送型PCは、持ち歩くことのできるデータを制限することで、万が一の際の被害を最小に抑える手段の一つとして開発された。
《青木聡史》
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