ヤマハ、360度撮影に対応するWebカメラ——Web会議の多様化を実現
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企業の拠点間を結ぶコミュニケーションツールとして、ネットワークを使用したWeb会議システムが普及している。従来は、ヘッドセットと小型Webカメラを使用して各拠点1人ずつが参加するWeb会議が主流だったが、現在では各拠点で複数人数が同時参加するWeb会議も広がりを見せているという。同社からは、そのニーズに応える製品として、話者位置検出機能を搭載するプロジェクトフォン「PJP-50R」などが発売されている。
今回発表されたPJP-CAM1は、360度撮影に対応するWeb会議専用カメラ。複数人数が参加するWeb会議の場合、従来のWebカメラの映像では、誰が話しているのか分かりづらく、映像は出席者の確認以上の意味をなさなかった。PJP-CAM1は、360度撮影が可能なため、複数の参加者を映し出せる。基本となる前向き撮影のほか、上向き撮影、下向き撮影、カメラ部を取り外しての撮影に対応する。PJP-50Rと連動させれば、話者位置検索機能を活用して自動的に話者方向の映像のみを切り出して撮影することができる。追尾カメラと違い、自動で瞬時に映像を切り替えるため、円滑な会議進行が実現する。
レンズは360度魚眼。対角線画角は180度。最低被写体照度は10ルクス。撮像素子は1/2型単板式CMOS。有効画素数は315万画素。PCとの接続はUSBに対応。本体サイズは幅124×高さ196×奥行き235mm。重さは0.5kg。
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