「企業内個人」という需要に応える——工人舎、ワンセグ搭載のタブレットPCを99,800円から | RBB TODAY

「企業内個人」という需要に応える——工人舎、ワンセグ搭載のタブレットPCを99,800円から

IT・デジタル ノートPC
SHシリーズブラックモデル
SHシリーズブラックモデル 全 12 枚
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 工人舎は26日、7V型ワイド液晶搭載のミニノートPC「KOHJINSHA SH」シリーズを発表した。発売は6月30日。

 同社は昨年11月、同じく7V型ワイド液晶搭載の「KOHJINSHA SA」シリーズをリリース。SA1F00AはA5サイズのミニノートPCで8万円台という価格などで多くのユーザーを驚かせた。今回のSHシリーズはA5サイズで1kgを切るモバイル性能はそのままに、OSにWindows Vistaを採用。ワンセグチューナーを標準で内蔵するなど、SAシリーズより「遊べる」仕様になっている。

 同社がSHシリーズで狙うのは「企業内個人」というユーザー層だ。モバイルPCを購入するユーザーの多くは、出張などビジネスに使うPCを必要としている。しかし、セキュリティなどの問題から、企業は年々PCやデータの持ち出しを制限する方向にシフトしており、会社としてモバイルPCを社員に給付するケースは減少しているという。そこで、個人として仕事用のモバイルPCを購入する「企業内個人」と同社が呼ぶユーザー層が生まれるわけだ。
 
 企業内個人ユーザーは、基本的にはビジネス向けにPCを購入する。しかし、同時にあくまでも個人のPCであるため、仕事が終わったあとやオフの日にはサブPCとして「遊べる」機能を求めるユーザーも多い。スペックアップと同時に、ワンセグチューナーやwebカメラを内蔵したのはこうしたユーザーの声に対応するためだという。また、「モバイルPCがサブマシンでありながら、場合によってはメインPCよりも高価であるという状況を変える」という、同社の一貫した主張は本シリーズでも継承。下位モデルは99,800円と10万円を切る価格に設定してある。

 操作は通常のキーボードに加え、液晶の左右に配されたボタンによる操作と、タッチパネルでの操作の3ウェイ。シーンに応じて使い方を切り替えられる。

 通信機能はIEEE802.11b/g準拠の無線LANと有線LAN、Bluetoothを搭載。インターフェースとしてUSB2.0×2/ミニD-Sub15ピン/3in1メディアカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック/MMC対応)/CFカードスロットなどを備える。
 
 プラットフォームはIntel Ultra Mobile Platform 2007を採用。CPUはIntel processor A100(600MHz)、グラフィック機能はIntel 945GU チップセット内蔵。液晶の最大解像度は1,024×600ピクセル(WSVGA)。本体サイズは幅227×高さ25.4〜33×奥行き170mm、重さは993g(標準バッテリ含む)。そのほかの主な仕様は以下のとおり。
 
●SH6KB04A/SH6WB04A
 OSにWindows Vista Home Basicを搭載したモデル。メモリは512MB(最大1GB)で、HDDは40GB。標準バッテリでの駆動時間は約3.5時間。
 
 ブラックモデルの「SH6KB04A」とホワイトモデルの「SH6WB04A」があり、価格は99,800円。
 
●SH6KP10A/SH6WP10A
 OSにWindows Vista Home Premiumを搭載したモデル。メモリは1GB(最大1GB)で、HDDは100GB。標準バッテリでの駆動時間は約3.3時間。
 
 ブラックモデルの「SH6KP10A」とホワイトモデルの「SH6WP10A」があり、価格は119,800円。
 
●SH6KP10F/SH6WP10F
 SH6KP10A/SH6WP10AにOffice Personal Edition 2007をバンドルしたモデル。ブラックモデルの「SH6KP10F」とホワイトモデルの「SH6WP10F」があり、価格は139,800円。

《小林聖》

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