日本HP、HP ProLiantファミリの価格改定、新サービス、割引キャンペーンなど

　日本ヒューレット・パッカードは12日、ラックマウント型x86サーバ「HP ProLiant DLライン」の販売強化を目的として、同製品の価格改定や割引キャンペーンなどを含む新販売戦略を発表した。

　今回発表された新販売戦略は、以下の3点となる。

・HP ProLiantラックマウント型サーバの価格改定と、新製品投入によるポートフォリオ強化
・HP ProLiantの管理ソフトウェア「HP ProLiant Essentials」の新サービス、新製品を提供開始
・期間限定「HP ProLiant ラック割キャンペーン」で、ラックマウント型サーバの販売を促進

　HP ProLiant DLラインの価格改定については、エントリーモデルを中心に最大33％の値下げを行った。HP ProLiant DL320は13万2,300円から8万9,250円へ（改定率33％）、HP ProLiant DL140は19万3,200円から16万9,050円へ（同13％）、HP ProLiant DL145は17万8,500円から12万9,150円へ（同28%）価格が改定された。さらに、プロセッサを2基搭載するラックマウント型サーバにおいて、性能・データ容量を重視しながらも価格を抑えた新製品を今夏投入予定であることも明らかにした。

　HP ProLiant向け管理ソフトウェア「HP ProLiant Essentials」において、24時間年中無休の保守サービスを新たに開始するほか、「HP ProLiant Essentials Rapid Deployment Pack」、および「HP Insight Power Manager」などに1年間の24時間365日保守サービスをバンドルする。

　さらに、「HP Systems Insight Manager」に遠隔管理ツールと電源管理ツールをくわえた「HP iLO Power Management Pack」、およびHP iLO Power Management Packに性能管理・分析ツール、電力・熱出力の集中管理ツール、仮想化環境管理ツール、セキュリティ管理ツール、サーバデプロイメントツールを加えた「HP Insight Control Environment」の2製品を発表した。出荷は8月上旬の予定。価格はそれぞれ6万3,000円、8万4,000円。なお、「HP Insight Control Environment」のインストレーションサービス「HP Insight Control Environment スタートアップサービス」の提供も本日より開始する。

　HP ProLiant ラック割キャンペーンは、ラックマウント型サーバと同時購入した内蔵オプション、管理ソフトウェア、ラック関連商品などのオプションをすべて33%割り引くというもの。なお、外付けオプションとOSはキャンペーンの対象外となる。キャンペーン期間は、7月12日から9月28日まで。