NEC、30年先の情報通信システムを研究する「C&Cイノベーション研究所」を開設
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
同研究所は、30年後の情報通信システムは現状のユビキタス社会が持つ、人の道具として業務の効率を飛躍的に進歩させる役割に加え、人を中心として相互に強く関連する社会、環境、モノ、情報、エネルギーなどとの連携を取りながら、世界の人々が相互に理解を深め、人間性を十分に発揮する豊かな社会の実現に貢献できるものにすることを目標とする。
当面の研究課題としては、「世界中に散らばった個々の知恵やひらめきを結集し、これをさらに増幅、発展させることにより、従来では考えられなかった新しいイノベーションを創出する「知識コンピューティング」の原理探求や活用システムの探索」と「時間、空間の制約を受けず、言葉や文化の違いの壁を越えて、遠く離れた人とも、対面で話す以上の効果で、自分の感情や体験も伝え、心通じ合うことができる「こころコミュニケーション」の原理探求と活用システムの探索」の2点が挙げられている。
大学や外部の研究機関に所属する研究者と研究フロアを共有したり、ネットワーク経由でのリアルタイムでの議論が可能なオープンラボにくわえ、情報漏えいを防ぐシンクライアントシステム、RFIDを活用したアセット管理などセキュリティ体制が敷かれている。
また、研究所内の映像や音声、人の移動や接触、書籍や文献の参照履歴、パソコン操作履歴、ホワイトボードに書かれた内容、廊下などで話された内容のデータベースが自動的に構築され、知的活動の記録・解析やひらめきを発展させてイノベーションにつなげる工夫などが凝らされている。
《富永ジュン》
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