日本の映像配信サービスは2011年度に3千億円市場に——シード・プランニング調べ
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
まず視聴数においては、日本でのブロードバンド映像配信サービスは「GyaO」や「Yahoo!動画」などのPC向け無料VODサービスが先行しており、2006年度末のPC向け無料サービスの利用者は1,430万人と見られている。一方、PC向け有料VODサービスの加入者は210万人、TV向け有料VOD加入者は180万人と見られており、PCとTVの有料サービスの加入者は合わせて390万人と推定されている。
今後の展望において同社では、ブロードバンドサービスの普及に伴い今後は有料サービスの加入者が増加すると予測。具体的には、2011年度末にはPCの無料サービス利用者は4,160万人と2006年度末の2.9倍に留まるのに対して、PCの有料サービス加入者は910万人で4.3倍に、TVの有料サービス加入者は860万人と4.7倍にそれぞれ増加するとしており、「日本のブロードバンド配信サービスも有料化の時代になる」と予測している。
では、有料サービスにおける市場規模の予測だが、上記を受け2006年度末に400億円である市場は、2007年度末には660億円になると推定。さらに2011年度末には3,090億円と2006年度末の7.6倍になり、3千億円を超える市場に成長すると予測している。
特に、2007年度よりサービスが開始されると予想されるTV向けダウンロードサービスについては、2007年度末の市場は2.4億円と推定しているが、2011年度末には213億円と90倍弱へ市場規模が拡大するものと同社では予測している。
《村上幸治》
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