ソフトバンクテレコムと三菱マテリアル、ハイビジョンIP伝送用ネット回線をNHKに提供 | RBB TODAY

ソフトバンクテレコムと三菱マテリアル、ハイビジョンIP伝送用ネット回線をNHKに提供

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IP中継機材の構成を含めたイメージ図
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 ソフトバンクテレコムと三菱マテリアルは7月30日に、VPN技術「L2Connect」を組み合わせたインターネット回線を日本放送協会(NHK)へ提供したことを発表した。これによりNHKは、セキュリティを確保しながら、機動力のあるハイビジョンIP伝送が可能となり、小型エンコーダと組み合わせることで、容易にリアルタイムな中継映像配信ができる環境が整ったことになる。

 「L2Connect」は、さまざまなPCやWindows携帯、拠点を安全に繋ぐことを目的として、三菱マテリアルが独自に設計・開発を行ったソフトウェアVPN製品。

 「生放送を含めた実用に耐えられる信頼性と安定性」「高度な認証・暗号化技術に基づく安全性」「ソフトウェアで実現可能になる機動性」「レイヤ2技術がもつ既存システムとの親和性能」「インターネット回線を利用する経済性・利便性」といったNHKの要望に応えるため、「L2Connect」とソフトバンクテレコムのインターネット回線を組み合わせ、セキュリティを確保した映像用伝送回線を提供することとなった。

 NHKとソフトバンクテレコムが回線を敷設し、「L2Connect」の検証環境整備を開始し、2007年4月より実際に「つながるテレビ@ヒューマン」で使用されている。

 今後は「つながるテレビ@ヒューマン」でのIP中継実績をもとに、さらに多元中継を含めたソリューションを開発、両社の持つ通信技術を用いて新しい時代の放送を支えていきたいとのこと。

《冨岡晶》

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