QoSと操作性を改善したUSBキー、シンクライアント——NTTアイティ、「マジックコネクト2.0」を開発
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「マジックコネクト」は、社外の任意のPCやシンクライアントに個人専用のUSBキーを挿すだけで、社内の特定のPCを社外から自在に操作できる製品。社員の出張先・自宅などからのテレワーク、在宅勤務者の社内へのアクセスといった用途に利用可能だ。
既設のルータ/ファイアウォールの設定変更などは不要で、パスワードに加えて個人専用USBキーを使用する認証により「なりすまし」を防止している。また社内の対象機器から操作PCへのファイルダウンロード、コピー&ペースト、プリントアウトを禁止できるため、故意または誤操作による社内情報の漏洩を防止するといった機能を持つ。「第7回テレワーク推進賞・優秀賞」や「SOHO AWARDS 2006 選考委員賞」を受賞し、法人ユーザを中心に約350社で利用されている。
新バージョンである「マジックコネクト2.0」では、ネットワークの混雑や大規模事業所の多くが使用しているプロキシサーバによる操作性の低下を抑制する技術が新たに適用され、操作性やQoS(サービス品質)が一層向上した。
ASPサービスでは同社が運営する中継管理サーバを共同利用する形となる。利用できるUSBキーは、対象機器から操作PCへのファイルダウンロード、コピー&ペースト、プリントアウトを禁止したNDL(Non Down Loadable)のみとなる。USBキーとしてファイルダウンロード等が可能なPROを利用したい場合、従来の「マジックコネクト」を利用することも可能。年額使用料は18,900円/アカウントで、初期費用15,750円/アカウント(NDLのUSBキーを含む)、最小契約期間が1年間、無料お試しが30日間可能となる。
システム製品は自社専用の中継管理サーバを設置される顧客向け製品。サーバライセンスとして、NDLのUSBキーのみが利用できるNDLエディション、NDLとPROの両USBキーが利用できるスタンダードエディションの2タイプがある。アカウントライセンスはUSBキー付で15,750円/アカウント(対象機器ソフト、操作PCソフト格納済み)、USBキー無しで10,500円/アカウント、サーバライセンスはNDLエディション、スタンダードエディションともにオープン価格となる。中継管理サーバ同時接続数は対象機器:500・操作PC:500となる。
販売目標はASPサービスが年間10,000アカウント、システム製品が年間20システムとのこと。
《冨岡晶》
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