【スピード速報】《中国地方特集フォロー》トータルでは広島だが、光ダウンは鳥取・島根、光アップは岡山が速い
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地方別特集に戴いたリクエストにお応えして、今回は2007年7月24日〜7月30日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、中国地方からのデータについて回線種別ごとのダウンロードの平均速度(ダウン速度)、アップロードの平均速度(アップ速度)を算出した。なお、この統計では鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県(都道府県コード順)の5県を中国地方とした。
バックナンバーの「【スピード速報】《中国地方特集》広島の6割以上が光、岡山・島根・鳥取はCATVがトップ、山口ではADSLが健在」と合わせてご覧いただきたい。
図を見ての通り、全回線におけるアップ・ダウン速度では、広島県がトップに立っているが、光ファイバ(FTTH)のダウン速度においては鳥取県と島根県が、アップ速度においては岡山県が広島県を上回っている。また、山口県は光アップ速度で広島県に僅差につけている。
問題は広島県を除く4県の全アップ速度で、全国平均の半分にすら届いていない。これはすなわち、情報発信に不向きなネットワーク・インフラということになる。光ファイバの普及により、ダウン速度の改善が全国的に進む中で、統計では隠されやすいアップ速度において、スピードデバイドが広がっている印象がある。
そして、残念ながら中国地方は、沖縄&九州地方と同様に、どの数字を採っても全国平均を大きく下回っている。この「地域によるスピードデバイド」を改善するには、地道に数字を示し続けるしかないのではなかろうか。
《平野正喜》
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