総務省が日本のネットトラフィックを集計、試算〜平均約720Gbps、2008年5月には1Tbpsに達する勢い
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
IIJ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムのISP6社7ネットワークおよび学界から江崎浩東京大学教授、加藤朗東京大学准教授、長健二朗研究員(IIJ)および、福田健介国立情報学研究所准教授の支援・協力を得て行われた。
契約者別のトラフィックとISP同士で交換されるトラフィックをまず個別に集計。国内主要IXで交換されるトラフィック総量の月間平均値と、国内主要IXで国内ISPと交換されるトラフィックの月間平均値から、協力ISPのシェアを算出し、契約者のデータと按分することで、我が国のブロードバンド契約者のトラフィック総量を試算した。
2007年5月時点の我が国のブロードバンド契約者のダウンロードトラフィックは、月間平均で306Gbps。ピークタイムは21時および23時頃となった。協力ISPが占めるトラフィック割合を42.4%とし国内シェアとして試算した結果、トラフィック総量は、平均で約720Gbpsとなり、2006年5月からの1年で約1.4倍となった。今後も増加率が維持された場合、2008年5月頃には、我が国のブロードバンド契約者のトラフィック規模は、1T(テラ)bpsに達することになる。また、国外ISPから協力ISPに流入するトラフィックは2006年11月より急増、2006年5月からの1年で約1.7倍となった。
《冨岡晶》
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