ラディシス、インテルのモジュラ型通信プラットフォーム事業の資産を買収〜ATCA製品を強化 | RBB TODAY

ラディシス、インテルのモジュラ型通信プラットフォーム事業の資産を買収〜ATCA製品を強化

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 ラディシス コーポレーションとインテル コーポレーションは米国時間10日、インテルのモジュラー型通信プラットフォーム事業の特定資産を、ラディシスに売却することで合意したと発表した。この買収を通じて、Advanced TelecomComputing Architecture(ATCA)規格に基づくプラットフォームや通信機器メーカー向けのソリューションにおける基盤を強固にするのが、ラディシス側の目的と見られる。

 この事業買収は9月末までに完了する予定で、買収費用は、2,500万ドルの買収金額と、675万ドルの棚卸資産ならびにその他の費用となる。ラディシスは、自社の事業にこの買収事業を組み入れた場合、年間で5,000万ドル以上の売上増につながると見込んでいる。

 今回、買収対象となる製品は、ATCAコンピューター/パケット処理ブレード、ATCAシャーシ、シャーシ・マネージメント・ハードウェアならびにソフトウェア・モジュール、AMCモジュール、そしてCompactPCI(cPCI)ブレード/シャーシ、その他のレガシー・システム製品など。

 なお今回のインテルの資産売却は、あくまで基地局側で使われるサーバーやATCA(通信用機器制御用PC)事業の資産の売却で、クライアント側・端末側の通信機器事業であるWiMAXの事業は対象外としている。またインテルのキャリア・グレード・ラックマウント・サーバー製品も、今回の売却の対象には入っていない。インテルはATCA向けのプロセッサの開発や供給は続けるとしている。

《冨岡晶》

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