「無責任といわれるかもしれないが……」——安倍首相、最後のメルマガで心中を吐露
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安倍内閣メールマガジン 第46号によると、冒頭の挨拶の直後、「内閣総理大臣の職を辞することを決意いたしました。」と述べている。その理由は、改革、戦後レジームからの脱却、テロとの戦いなどを継続していくには、自分が職を辞して今の政局を転換する必要がある。その決断は早いほうがよく、無責任との声を承知のうえ、これが最善の決断だ。としている。
転換しなければならない「政局」とは、7月29日の参議院議員選挙の結果、内閣改造後も続く閣僚の不祥事、社保庁・年金問題を指すものと思われる。年金問題は安倍内閣以前どころか、官僚の構造的な問題でもあるが、政策の推進、党の運営、自らの力の限界を感じたともとれる内容だ。
最後は、官邸を去るが、改革やテロとの戦いは続けるので支援をお願いしたいと結んでいる。
総裁選は9月中にも行われる見通しだが、次期首相には、国民は「改革」にノーをつきつけたのではなく、改革意識のなかった官僚や閣僚を否定していることを強く認識してもらいたい。
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