小型、省エネ、480Gbps、VPLS対応——ジュニパー、次世代イーサネットプラットフォームを発表
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「MXシリーズ」は、「JUNOS」モジュラー型オペレーティングシステムを搭載、次世代イーサネットに必要とされるVPLSやレイヤー2スイッチング機能に加えてOAM(Operations、Administration、Management)などの多彩な機能を備える。新製品「MX240」では240Gbpsのスイッチングおよびルーティング能力が5RUサイズに、「MX480」では480Gbpsが8RUサイズに凝縮されているという。「MX240」「MX480」ともに、市場における同等製品の2倍以上にあたる最大120ポートおよび240ポートのGigabit Ethernetインターフェイスをサポート。電力・スペース・冷却にかかるコストは約60%低減される。また既存プラットフォームの15倍以上にあたる100万以上のMACアドレスをサポートするため、大手サービスプロバイダなどでのイーサネットサービス導入時のボトルネックとなる拡張性の問題を解決している。
さらに同製品を最適化するコンポーネントとして、従来のDPC(DPC-R)に加えて、「Layer 2 Switching」(DPC-X)、「Enhanced Queuing」(DPC-Q)という2種類のDPCが合わせて発表された。DPC-Xはメトロイーサネット・トランスポート向けにコストを最適化したソリューションとして、レイヤー2またはレイヤー2.5をサポートする。DPC-Qは1枚で64,000個のVLANポートを収納、イーサネットビジネスに不可欠な帯域とQoSを確保し、フレームリレーやATM VPNからイーサネットサービスへのスムースな移行を可能にする環境を構築できる。
これらのDPCモジュールでは、4個の10Gigabit Ethernetポートまたは40個のGigabit Ethernetポートを収容する。「MXシリーズ」共通で利用することも可能。
さらにジュニパーネットワークスでは、マルチサービス エッジルータ「Mシリーズ」のフラグシップモデルである「M320」向けに、ASICベースのI-chipを組み込んだ3種類のプロセッサカード「FPC-3」も発売する。
「MX480」「DPC-X」「FPC-3」の3製品は今年10月から発売開始。「DPC-Q」は今年第4四半期から発売開始となる。「MX240」は2008年第1四半期からジュニパーネットワークス正規販売代理店を通して販売される。価格は、すべてオープン価格。
《冨岡晶》
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