KDDI、2008年3月期の中間決算を発表〜auの増収・増益を受けて堅調に推移 | RBB TODAY

KDDI、2008年3月期の中間決算を発表〜auの増収・増益を受けて堅調に推移

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 KDDIは19日に、2008年3月期の月期中間決算を発表した。

 2008年3月期上期(2007年4月1日〜9月30日)の決算総括として、連結ベースでは移動通信事業(au+ツーカー)は引き続き好調であり、新サービスの拡販途上にある固定通信事業の営業損失を吸収し、売上は前年同期比+8.1%、営業利益は同+8.8%の増収・増益となった。

 移動通信事業単体では、売上は前年同期比+7.6%、営業利益同+12.6%の増収・増益となった。上期の純増数は+103万(au:+143万、ツーカー:−40万)、MNPによる純増数は+38.1万(au:+39.5万、ツーカー:−1.4万)で堅調に推移。ツーカーのauへの同番移行も2008年3月末のサービス終了に向け、スムーズに進捗しているという。なおauのWIN契約数は9月末1,706万と着実に増加し、うちパケット定額制契約率76%とのこと。

 一方で固定通信事業の売上は前年同期比−2.2%と減収(ただし、グループ外売上ベースでは+3.3%の増収)。営業利益は295億円の赤字となり、今後の安定的黒字化が課題となっている。9月末のメタルプラスの契約数は317万、ひかりone(FTTH)は67万となっている。

 2008年3月期下期の課題としては、「チャレンジ2010」元年というスローガンを掲げ、あらゆるサービスにおける「お客様満足度No.1」へ挑戦し「持続的成長」を目指すとしている。具体的にはコンシューマ向けにはauブランド資産の活用、法人向けにはKNSLの事業統合による中小法人への営業強化を軸とし、総合的商品力(インフラ/端末/料金/コンテンツ)のさらなる充実を図るとしている。また2.5GHz帯の周波数割り当て(モバイルWiMAX)に向けた取り組みについても下期は明文化されている。

《冨岡晶》

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