ノベル、 Xen仮想化とHAクラスタの両技術を習得できる新トレーニング・プログラム「ATT」を発表

　ノベルは23日、同社のSUSE Linux Enterprise Server 10（SLES 10）を使用してXen仮想化技術とHA（ハイ・アベイラビリティ）クラスタ技術とその実装を習得できる、新しいトレーニング・プログラム「アドバンスド・テクニカル・トレーニング（以下 ATT）」を発表した。

　ミッションクリティカルな企業のシステム構築を担当するエンジニアやサポート担当者、システム・エンジニアなどを対象としたものでエンタープライズLinuxであるSLES 10を用い、Xen環境ならびにHAクラスタの構築・運用を習得できるという、ノベルならではの独自プログラムとなっている。セミナー形式の4日間のコースで、受講価格33万6千円。30日より一般に向けて開始される。受講条件としては中級程度のSUSE Linux Enterprise Serverの管理経験が必要で、Novell CertifiedLinux Professional （Novell CLP）と同等のスキルセットがあると望ましいとされている。

　同プログラムは大別してXenコースとHAコースで構成されている。Xenコースは、一般的な機能からネットワーク、ハードウェアに対する機能までを広範に理解し、同技術を実践でフル活用することが目的で、仮想サーバ内にある準仮想化バーチャル・マシンのネットワーク構成やハードウェア（CPU/Memory/PCIデバイス）の動的変更まで理解できる内容になっている。一方、HAコースでは、代表的なLinux HAクラスタ・ソフトウェアである「ハートビート（Heartbeat）」を一から学習することにより、基本的なオペレーションから応用までを習得することが目的で、幅広くLinuxのHA環境について学習できる。Heartbeatについて日本語環境で習得できるトレーニング・プログラムは、ノベルのATTのみとのこと。

　ノベルでは、今回のATTによって市場のニーズに応えるとともに、日本市場におけるエンタープライズレベルの優秀なLinuxエンジニアの育成を強力に支援していきたいとしている。

　申し込みは「education@novell.co.jp」へ、件名「ATT申し込み」として、希望受講日、お名前、メールアドレス、会社名・部署名・お役職、住所、電話番号、ファクス番号を送付のこと。問い合わせ先は03-5740-4330（トレーニングサービス部門代表）となる。