3PAR、ストレージ用仮想マシンソフト「3PAR Virtual Domains」を発表
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大規模ストレージの管理は、従来のハイエンド・アレイ・パーティション方式では、物理的なアレイ・リソースの手作業による分離に依存していたが、3PAR Virtual Domainsではポリシー・ベースの安全な自立型仮想アレイまたは「ドメイン」を複数設定することができる。ユーザやグループは、許可された仮想ドメインにのみアクセスできるため、他のユーザおよびドメインによる操作や監視の目を心配することなく、システムを安心して独立管理および監視できるようになる。これにより、「セルフサービス型」のストレージ提供、エラー管理、コンプライアンスソリューションといったことが、より簡易に低コストで実現可能と見られる。
3PAR Virtual Domainsでは、最初にマスター管理者が仮想ドメインを作成し、そのドメインに対して論理的に定義されたエンティティを割り当てる。このエンティティには、論理的なホスト定義、プロビジョニング・ポリシー(ストレージの階層および容量を定義)、および権限が許可されたシステム管理者が含まれる。ユーザは、設定されたアクセス・レベルに応じて、標準ボリュームまたはシン・プロビジョニングされたボリュームを作成、エクスポート、コピーすることができる。この操作は、マスター管理者によって定義された容量内で行われ、3PAR Virtual Domains は完全に仮想化されており、物理的リソースを確保する必要はない。InServストレージ・サーバ1台あたり最大2,000の仮想アレイに、安全な共有アクセスを提供可能となっている。
3PAR Virtual Domainsは、10月上旬よりすべての新規インストール、または既存のInServストレージ・サーバで利用可能となっている。価格は22万円〜で、InServの構成によって異なる。標準的な管理インターフェイスの他、3PAR Virtual Domainsは3PAR InSpireのアーキテクチャと完全に統合しており、3PAR Remote Copy、3PAR System Reporter、3PAR LDAPにも対応する。
《冨岡晶》
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