東芝、車載用ハードディスクドライブ——80GBながら従来製品1.5倍の耐振動性
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新商品では、垂直磁気記録方式を採用することで、記録密度を向上させ、「MK8050GAC」「MK8050GACE」ともに80GBという従来製品比22倍の容量を実現した。さらに、可動部品の軽量化や筐体の高剛性化を図り、基本的な耐振動性を向上させるとともに、ヘッド位置を的確に補正する制御技術を採用し、従来製品比1.5倍の29.4m/s2(5〜50Hz)という耐振動性を実現している。さらに、最新の空気力学による設計技術を適用し、気圧が低い高地でもHDDの磁気ヘッドとディスクの間隔を一定範囲に保つことで、安定したデータの読み書きを可能としている。この結果、従来製品より1,200m高い5,500mの高度での使用が可能となった。
東芝製車載用HDDは、約85%の世界市場シェアを維持しており、11月に累計で販売台数700万台を達成している。なお、新商品は2006年7月施行のEU(欧州連合)RoHS指令にも適合しているとのことで、世界市場を睨んでの製品となる。
《冨岡晶》
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