【スピード速報】高速通信におけるキャリアのシェアでは全国系が苦戦
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
今回は「RBB TODAY」と、事業者向けインターネット接続サービスを提供するヴェクタントが3日に、ギガビットユーザ向け通信速度測定サイト「GIGA SPEED」をプレオープンさせたことに合わせて、高速通信におけるキャリアシェアをお届けする。2007年11月27日〜12月3日の測定データのうち、ダウンロード速度が90Mbpsを超えており、キャリアが明記されている測定データを用いて、キャリアごとのシェアを算出した。
なお、全測定データのうち、ダウンロード速度が90Mbpsを超えていたデータは1.4%であった。
図を見ての通り、対象データの3分の1がトップの中部テレコミュニケーション(コミュファ)であった。小差でUSEN、ひかりoneが続き、この3キャリアで計83%を占めている。Yahoo! BB(ソフトバンクBB)が4位であり、以下、高速CATVで知られるビック東海(CATV)、厚木伊勢原ケーブルネットワーク、豊橋ケーブルネットワーク、南東京ケーブルテレビ(ケーブルテレビ品川)が並んでいる。
1%以上を占めた上位9キャリアを見ると、全国系が3キャリアに対して、中規模以下の地域キャリアが6キャリアあり、高速通信においては全国一律のサービスが求められやすい全国系が不利という印象を受けた。ちなみに、NTT東日本は1件のみ、NTT西日本は0件であった。
3日にプレオープンした「GIGA SPEED」は、データを蓄積中で有意な分析データを出すまでには時間が必要だが、今後どういうデータをはじき出してくれるのか注目したい。
《平野正喜》
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