スカイコム、全国自治体が利用する「被災者支援システム」の外字対応PDF閲覧ソフトを無償提供
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「被災者支援システム」は兵庫県西宮市が独自開発、全国の地方自治体が利用可能なもので、被災者支援業務や復興業務のためのシステムとなっている。
同市は、阪神・淡路大震災(1995年)において、震災直後から職員自らが被災者支援システムを急遽構築したが、総務省と財団法人地方自治情報センター(LASDEC)は、西宮市のシステムに実装された被災地のノウハウに着目。これを全国で共有・活用できるように、「地方公共団体業務用プログラムライブラリ」への登録を要望したことにより、汎用化した被災者支援システムがライブラリ登録された。以後は全国どこの自治体でも、被災者台帳を簡単に構築し、被災者証明書等をPDF形式で出力することが可能となった。
ただし、システムを汎用化するに当たり「外字」処理の問題が残っていた。西宮市は、被災者支援システムの公開後も、さまざまな調査・検討を続けていたが、スカイコムに相談したことで、同社が要望に完全に応える「SkyPDF Viewer」を開発し、被災者支援システムとともに全国の自治体に無償提供することになった。
今回提供される「SkyPDFViewer」は、日本語の外字や外字コードを含むXFDFに対応したことで、名字・氏名の表示および申請書などの正確な記載が可能となっている。
《冨岡晶》
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