シャープ、赤外線通信の新規格「IrSimple」対応で業界最薄クラスのデバイスを開発
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「GP2W3172XP0F」がトップビュータイプ(デバイス上面に発光)、高さ1.75mmでサンプル価格200円、「GP2W3152YP0F」がサイドビュータイプ(デバイス側面に発光)、高さ1.5mmでサンプル価格185円となっており、いずれも20日より量産を開始する。月産台数は月50万台を予定している。携帯電話の薄型化の流れに対応し、ICチップや基板の薄型化と光路設計の最適化により、従来品と比べ約20%の低背化を実現したのが特徴だ。
なおIrSimple規格は、シャープ、ITXイー・グローバレッジ(現イーグローバレッジ)、NTTドコモ、早稲田大学などが共同で開発したもので、 2005年8月、赤外線通信技術の標準化団体であるIrDA(Infrared Data Association)によって国際標準規格として策定されている。従来の方式に比べ、約4倍〜10倍以上のデータ通信速度の高速化が可能で、カメラ付き携帯電話をはじめ、デジタルカメラ、プリンター、テレビ、レコーダーなどで採用が進んでいる。
《冨岡晶》
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