ソフトイーサの「MobileFree.jp」、NTTドコモFOMAの定額制データ通信での利用に対応
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「MobileFree.jp VPN 実験サービス」は、通信プロトコルに制限があるモバイル環境でも、インターネット上のホストと任意のTCP/IPベースの通信プロトコルでの通信を可能にする、学術実験を目的とした無償サービス。
「MobileFree.jp VPN 実験サービス」は10月24日より開始したが、NTTドコモの「FOMA定額制データ通信」サービスにおいては、NTTの「ご利用できない通信について」の表に「VPN通信(代表的なアプリケーション: SoftEther, PacketiX など)」と明記されており、MobileFree.jp VPN実験サービスを正式に利用することができない状況となっていた。21日にこの表記が削除され、PacketiX VPNプロトコルを利用することができない状態が解消され、同通信サービスにおいてPacketiX VPN 2.0ソフトウェアを用いた通信および「MobileFree.jp VPN 実験サービス」が通信可能であることが確認されたという。
これにより、NTTドコモの FOMA定額制データ通信のユーザは、通常であれば一部のプロトコルのみしか通信を行うことができない場合でも、「MobileFree.jp VPN実験サービス」を利用することにより、実質的にほぼすべての TCP/IPを用いたプロトコルを利用してインターネット上のサーバ間で通信が可能となる。
なお、スループット(ダウンロード通信速度)は約2.0Mbps〜約2.5Mbps程度(FOMAハイスピードエリア内で測定)であり、直接通信を行う場合と比較して MobileFree.jp VPN 実験サービスを経由して通信を行う場合は約 15ミリ秒程度の遅延が発生する(本実験サービスによる VPN 通信のために生じるオーバーヘッドは極めて少ない)とのこと。
《冨岡晶》
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