【CES 2008 Vol.4】ビルゲイツ「たぶん最後の?」基調講演
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
一般ゲストは2時から並び、プレスも3時から専用レーンに並ぶ。5時に専用レーンはクローズとなるが、実際に入場できたのはその30分後。去年より基調講演はホテルの宴会場を使っているため、ちょっとでも後ろになると非常に見にくい状態で、今回は4列目(中央ブロックは8列ほど予約席、左右ブロックも3列目までは予約席)と比較的まともな席に座ったにもかかわらず、撮影環境は良好とは言えなかった。
内容的には、昨年同様あまり目新しい話はなかったといえるだろう。すでにチーフ・アーキテクトの座をレイ・オジーに譲っており、ゲイツが新しいビジョンを語るのはおかしいということもある。トピックとしてはWindows Vistaの出荷が1億本を超えたということと、「インターネットに始まるデジタル社会の発展はまだ始まったばかりで今後10年も続く」と語った。後者に関しては新しい形態のPCとしてLenovoのIdeaPad U110とASUSのLamborghini VX3をあげていた。
後半のWinodows Live!などの内容に関してはエンターテイメント&デバイス部門担当プレジデントのロビー・バックが主に説明した。SilverlightはNBCと包括契約を結び、2008年オリンピックのサイトをSilverlightで構築する。また、携帯プレーヤーのZuneやFordとの提携で生まれたSync、もちろんWindows Live!など、OSや既存のソフトウェアとは異なる最近の新しい試みがいずれも順調ということを示す内容だ。
なお、ゲイツ自身は「多分最後のキーノート」とボカした発言をしていたが、Robbieは来年もお会いしましょうと定型句で締めくくっていた。来年はゲイツをゲストにした基調講演になるのかもしれない。
《小林哲雄》
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