【スピード速報】2007年最後の14時間にいったい何が?恒例!休暇のスピード傾向
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
今回はゴールデンウィーク、お盆に続いて長期休暇の恒例である「特異な期間のスピード傾向」をお伝えする。年末の12月25日〜31日の全測定データを無条件に用いて、2時間を単位する時間帯ごとの平均ダウンロード速度(ダウン速度)と平均アップロード速度(アップ速度)を算出した。
グラフを見ての通り、ダウン速度とアップ速度のピークと谷はそれぞれ完全に一致している。どちらも最速を記録したのは30日(日)の未明2〜3時で、最遅を記録したのは25日の日中14〜15時であった。最速となった30日(日)の未明については、年末でもっともネットワークのビジネスユースの少ない時間帯と考えられる。特にビジネスユース減少の目安であるアップ速度が抜群に高く、最遅速度の2.3倍以上という極端な差となった。なお、ダウン速度については、その24時間後の大晦日未明にも大きなピークがあるが、アップ速度については目立つほどではない。大晦日というインターネットネット利用の特異日と、前日の日曜日という差が現れているのかもしれない。
最遅については、昨年同時期には「御用納めで大減速」が見られたが、今年はかなり前倒しで25日に訪れた。無論、これはクリスマスだからではなく、今年はクリスマスイブが振替休日となり、連休明けが企業の年末繁忙日である25日と重なったことが原因と考えられる。なお、御用納めの28日は最遅ではなかったが、全体にやや低速な一日になっている。
さて、2006年の「お盆休み効果か?スピードの時間帯別高低差が消えた!」、2007年の「年末年始のスピード傾向」「GWの最速時間帯は上り下り共に『こどもの日』の未明」「」「お盆休みの最速時間帯は上り下り共に17日(金)の深夜」で指摘した特異なスピード傾向は、今回も見られた。大晦日の「!」で示したゾーンがそうで、2007年最後の14時間においてダウン速度が18.3〜21.1Mbpsの狭く低い範囲に納まり続けている。今回は26日から27日かけてにもダウン速度の上下動が少ない時間帯があるが、これは平均的な速度におけるもので、大晦日の低速安定の方が特異性が高い。
この「上下動がほとんど無い時間帯の出現」という特異な現象の明確な原因は今回もわからない。しかし、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みという多くの日本人の生活パターンが変わる時期にはなぜか出現してきた。さて、今年のゴールデンウィークにも発生するか? もちろんこの記事にてお伝えしよう。
《平野正喜》
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