ノキア、マルチコアCPUを用いた次世代ネットセキュリティ「Nokia IP2450」「Nokia IP690」発売
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Nokia IP2450およびNokia IP690では、チェック・ポイント社のCoreXLを採用し、複数のセキュリティアプリケーションの同一プラットフォーム上での分散稼動を可能とした。次世代型統合脅威管理(UTM)は、これまでローエンド製品のコンセプトとされてきたが、ノキアでは、今後はより大きな規模で高い性能レンジの環境においても適用されると考えており、これらの新製品では従来より高速で安定的な処理が実現したことで、中規模から大規模の環境に適した新しいプラットフォームラインアップとなるとしている。
「Nokia IP2450」は、大企業やサービスプロバイダが求める高いコストパフォーマンスと10ギガビットクラスのスループット要件に対応できる、ハイエンドの次世代型セキュリティ・アプライアンスとなっており、省スペースの2ラックユニット(2RU)を採用、4コアのCPUを2基搭載(計8コア)したマルチコア製品となる。CoreXLに対応するほか、ファイアウォールを高速化させるノキア独自開発のセキュリティ処理加速化サービスモジュール「ADP」(Accelerated Data Path)にも対応する(モジュールは後日販売予定)。これにより24Gbpsの最大スループットが実現するとのことで、最大32ポートの1ギガポート、最大6ポートの10ギガイーサネットの提供が可能となっている。
Nokia IP690」はCheck Point VPN-1ファイアウォールとUTM製品に最適化されており、1ラックユニット(1RU)採用で、デュアルコアのCPUを1基搭載した製品。16ギガビット・イーサネット接続を実現、7Gbpsのファイアウォールの提供が可能となっている。同じくADPに対応する。
参考小売価格はNokia IP2450が税抜1188万円、Nokia IP690が588万円(初年度のサポート費用を含む、アプリケーション費用別)
《冨岡晶》
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