「かぐや」アポロ15号の噴射跡を確認
ブロードバンド
その他
注目記事

噴射跡は「ハロー」と呼ばれ、画像では白っぽく写っている部分となる。白く見えるのは、諸説あるそうだが、一般には月面の「海」と呼ばれる部分の表面の黒く細かい粒子状の砂が噴射によって吹き飛ばされ下の層が見えているのではないかといわれている。アポロ15号は、アペニン山脈の麓にあるハドレー谷の成因を調べるためにこの谷に着陸し、長期の観測・調査を行っている。アポロ計画終了後に、その痕跡などが確認されたのは世界初となる。
また、この谷周辺の地形カメラのデータから立体視画像を作成し、実際のアポロ15号の飛行士が撮影した写真と同じ視点のものを比較し、地形カメラの観測制度が高いことも確認された。
なお、JAXA広報に「かぐや」搭載のハイビジョンカメラで同じ地点の詳細な撮影は可能か、予定はあるかと質問したところ、その可能性と予定については今後検討していくことになると答えてくれた。ただし、ハイビジョンカメラでの撮影で、噴射跡などを確認するためには現在のかぐやの高度では困難なため、ミッションのかなり後期になって、衛星の高度が下がってからの実施になるだろうと付け加えてくれた。
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
チャンスは年2回、満月ならぬ「満地球」——「かぐや」のハイビジョンカメラが撮影
ブロードバンド -
JAXA、高精度な月面地形図を公開
ブロードバンド -
【かぐや】定常運用に移行し本格的な全球観測へ——「三日地球」ハイビジョン画像も公開
ブロードバンド -
世界初、「かぐや」が月の裏側の連続反射スペクトルを観測——月の鉱物分布や表面物質などを解析
ブロードバンド -
【フォトレポート】かぐや実物大試験機をビッグサイトで見てきた!
ブロードバンド -
「かぐや」の地形カメラが立体視画像撮影に成功——月の詳細な地形把握が可能
ブロードバンド -
「かぐや」地球の出のハイビジョン動画撮影も成功!
ブロードバンド -
かぐや、月面ハイビジョン撮影成功!
ブロードバンド