【Interop Tokyo 2008 Vol.8】オフィスにもSkypeを——法人向けのSkype無線LAN端末
エンタープライズ
その他
注目記事

同社はすでに、個人向けの無線LAN対応のSkype端末「KX-WP800」を販売している。イーサネットポートが付いた無線LANアクセスポイント(親機)と、無線LANに対応したSkype端末(子機)がセットになっており、PCを使うことなくSkypeでの通話が利用できるという製品だ。
参考出品をしているのは、KX-WP800を法人向けにカスタマイズした端末。バイブレーションによる呼び出し、電話会議システムとの最適化が図られている。そのほか、個人向けのKX-WP800では1台の親機に1台の子機しか接続できなかったが、法人向けでは4台の子機が接続できるようになっている。親機と子機の間は、QoSによりSkypeのパケットを優先して流すようにしているが、法人向けではこれを強化している。
PC向けのSkypeは、ファイルの転送ができるため情報漏えいの恐れがあり利用を制限しているオフィスが多い。Skypeの専用端末は、通話しかできないため情報漏えいの危険性が低い。同社は、この点をアピールしオフィスでのSkype導入を進めたいとしている。
なお、法人向け端末の発売時期や価格、販路は未定だ。
《安達崇徳》
特集
この記事の写真
/